銘菓八ッ橋の元祖である、本家八ッ橋。
ここ京都の地にて、320年以上の歴史と伝統を引き継いでまいりました。
創業は、元禄2年(1689年)3月。
もともとは、京都・熊野神社の境内にある茶店でした。そこで、祖先である西村彦左衛門が『伊勢物語』の在原業平の風流を偲び、京の都の銘菓として製法を考案したのが始まりです。彦左衛門は、『伊勢物語』第九段「かきつばた」の舞台である三河の国の八橋にかけ、八枚橋の板の形に模した菓子を作りました。
日本の風流の心から誕生した八ッ橋。現在も、本家八ッ橋の包装紙にはかきつばたや橋の模様が施されています。
以来320年以上にわたり、京洛東聖護院の宮地において、八ッ橋の製造販売を継承してまいりました。
古くから宮内省御用達の光栄に浴し、明治28年には桓武天皇遷都1100年を記念して開催された「第四回内国勧業博覧会」ならびに「五二會京都物産品評大会」にてそれぞれ有功賞牌を受賞。その後も多くの展覧会などで各種の賞を受けるなど、日本を代表する銘菓として本家八ッ橋は成長していきました。
今では京都土産の定番となった八ッ橋ですが、本家八ッ橋では大量生産・大量消費の時代の波に流されず、厳選した素材と昔ながらの製法にこだわり、本物の味を追求し続けております。そのため誠に申し訳ございませんが、オンラインショップでの販売は行っておりません。しかし、京都の街に根付いた店舗で、ひとつひとつ丁寧に作ったものを心を込めて販売しております。京都にお越しの際には、ぜひ一度ご来店くださいませ。
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